ちょっと前のこと。
諭吉の肖像画を拾った。
風でピラピラしてたので、とりあえず拾う。
以下、心の作戦会議。
「やはりこれはケーサツに届けるべきでしょう!」
という正直派のぴろ吉A。
「はっきり言って、落とし主は現れないと思うし、もし、現れても、ケーサツが落とし主と特定することはほぼ不可能である」
という現実主義派のぴろ吉B。
「あと10分で同期会(飲ん方)が始まるし。幹事だし」
という道楽酔んごろ派のぴろ吉C。
とりあえず、ぴろ吉Aの主張がとおり、派出所へ。
ところが、派出所は誰もいない。カギもかかってない。
中に自由に入れる。無用心過ぎ。
ふと見ると、
「不在につき、外の呼び出し電話で警察署まで電話してください」
みたいな張り紙と呼び出し電話を発見。
ここで、第2回会議開催。
ぴろB「もうよかろう。わざわざ電話してもことを大きくするだけ。どーせ落とし主は現れず、このお金は届出者にってなるって」
ぴろA「そんなことしてもフェアじゃない。もし、落とし主が困ってて、たずねてきたらどーすんだ」
ぴろC「もう飲ん方始まるぞ」
ぴろA「呼び出し電話で電話してみるだけすれば」
ぴろB「ケーサツだって、えーワザワザ呼び出さなくても…って思うって」
ぴろC「もうみんな集まってるぞ」
ぴろB「とりあえず、ここまでしたからいーじゃん。もらっとけば」
ぴろA「いや逆にここでネコババしたら意味がない」
ぴろC「そんなことより、誰かに先に始めといてくれって電話すべきだ」
俺は同期のメンバーに遅れる電話をいれた。
そこで、タイミングよくパトカーが帰ってきた。
そして、諭吉の身柄を警察に預け、預かり証を作成。
「落とし主が現れた場合、その方にお渡ししますが、来なかった場合や、特定できなかった場合、あなたに権利が発生しますので、取りに来てください」
とケーサツカンに言われて、俺はつい期待してしまった。
でも、ケーサツカンの前では、ポーカーフェイスを通した。
偽善者だなー、俺。
なんか嫌。
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